文学で巡る川越。
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Vol.16

多くの人が行き交う小江戸・川越。
人情味ある街中には人と人との物語があります。
そしてそれは書籍の中にも……。
読書の秋に、文学で川越を巡ってみませんか?

表紙写真:中里楓 撮影場所:旭舎文庫

文学で巡る川越。

発行:2021年11月

『菓子屋横丁月光荘』シリーズ
ほしおさなえ/著

幼い頃から“家の声が聞こえる”という不思議な力を持っている大学院生の遠野守人。川越の日常とそこに住む人々の心の温かさに涙があふれます。ほしおさなえ先生の人気シリーズ作品。
角川春樹事務所/704~770円(税込

『活版印刷三日月堂』シリーズ
ほしおさなえ/著

三日月堂は、川越の片隅に佇む昔ながらの活版印刷所。店主が亡くなり空き家になった場所で、孫娘の弓子が営業を再開します。すると色々な悩みを抱えたお客さんが訪れるようになり……。
ポプラ社/各748円(税込)

『武州かわごえ 繋舟騒動』
福本武久/著

様々な物資が集まる江戸時代の武州川越。舟賃の値上げをめぐって大騒動が……!漢気溢れる河岸問屋のリーダー炭屋半蔵が奔走する姿を描いた活気に満ちた作品です。
Book Way/2,074円(税込)

『青山に在り』
篠綾子/著

川越藩筆頭家老の息子左京が領内の道場で出会ったのは、自身と瓜二つの農民の少年時蔵。身分を超えて友情を育む二人を待ち受ける、過酷な運命とは……。美しく繊細な描写に心を惹かれる一冊です。
KADOKAWA/1,760円(税込)

書籍で伝える川越の歴史

志多町の道角に佇む一軒の蔵造りの建物。
ここ「旭舎文庫」は、以前駄菓子屋と精肉店が営まれていた建物を川越氷川神社が修復し、
現在では地域にまつわる様々な書籍を展示して、訪れる人に歴史や文学の魅力を伝えています。

館内には駄菓子屋で使われていたガラス棚に昔のおもちゃなどを展示。
どこか懐かしい空間で、スタッフから川越の歴史や文化の説明を聞くことができます。

氷川神社

旭舎文庫

本棚には歴史書や資料など並べられているほか、ほしおさなえ先生の小説で登場する場所を記した、巡礼マップも見ることができます。

氷川神社

川越市志多町1-1

049-298-6343

10:00−17:00(金・土・日曜・祝日)※年末年始や臨時休館日を除く。

不定期で行われるコマ回し
イベントは、子どもよりも
お父さん・お母さんの方が
夢中になってしまうそうです!

オープン11年目を迎えた川越のセレクトショップ

川越市松江町に店舗を構え、セレブ系・ナチュラル系などを中心に洗練されたデザインを取り扱う「Scarlet house」。ファッション哲学やスピリチュアルに長けた個性的なオーナーさんが自らセレクトした商品の数々は、どれもこれも手頃な価格なので安心です。

川越市松江町1-16-4
川越SSビル1F

月・第3火曜日定休
11:00−18:00