

涼を感じる小江戸のスポットをご紹介。
新しくできた注目の店舗にぜひ足を運んでみてください。
表紙:SAIWAICHO ROMAN / 写真:中村香奈子 井上唯 / 編集:櫻井理恵 / デザイン:吉野博之
暑い川越を涼しく楽しむ。
暑い川越を 涼しく楽しむ。
涼を感じる小江戸のスポットをご紹介。
新しくできた注目の店舗にぜひ足を運んでみてください。


SAIWAICHO ROMAN
ニューオープン !
歴史感じるレストラン
一番街の中心にあるとは思えないロケーションの古民家レストラン「SAIWAICHO ROMAN」。川越の歴史に名を残す安斎家のお屋敷をリノベーション。居心地の良い空間で、シェフ渾身のコース料理を堪能できます。産地にこだわった食材や体にやさしい調味料を厳選したお料理は、一度食べると忘れられないほどの深い味わい。庭師によって整備された庭園は、屋内に届く池の水の揺らぎまで設計された設えが見どころ。落ち着いた日本家屋で暑さを忘れてお食事ができます。
川越市幸町6-2
ランチ 11:30〜14:30(最終入店) 、ディナー 17:00〜20:00(最終入店) 、月・火定休、要予約 ※中学生未満のお子さまのご入店は、 ご遠慮いただいております。


YOSHIOKA SYOKUDO
ようこそ我が家へ !
みんなが集まる食堂
今年6月にオープンしたばかり。美味しい季節のお食事が楽しめます。お昼からお酒をいただけることもあり、すでに人気沸騰中 ! 楽しい夫婦が切り盛りしています。


ロートレック
横丁に復活 !
往年の風景が甦る
喜多町弁天横丁の看板、見たことある人も多いのでは? 名前をそのままにオーセンティックなスタンディングバーがオープン。時代を超えたバーは、一見の価値あり。


川越プリンスホテル
ホテルで堪能 !
涼しいグルメ&スイーツ
地元の人も訪れる川越プリンスホテル。宿泊施設としての質はお墨付きですが、専属のシェフやパティシエが考案する夏限定のグルメ&スイーツは絶対味わっておきたい逸品揃い。味はもちろん見た目もダイナミックで、食べ応えもたっぷり ! 地元だからこそ、近場でハイクオリティなホテルメイドを楽しみたい、おすすめの涼スポットです。


川越市立博物館
夏こそゆっくりと博物館を巡ってみませんか? 川越では、身近なところに奥深い歴史文化を感じることができます。昔の生活を表した精緻なジオラマは、時間を忘れて眺めてしまいそう。

川越市立美術館
博物館の隣に位置する川越市立美術館では、相原求一朗など川越ゆかりのアーティストの作品を見ることができます。特別展も年2回開催されていて、限定グッズはお土産にもぴったり。

川越水上公園
川越市民に愛される大きなプール ! 7月中旬から9月初旬まで遊べます。波のプールや流れるプール、ウォータースライダーは、大人も子どもも楽しめます。熱中症には気をつけて !
川越に泊まって楽しむ
せっかく川越に来たのなら、暑さ和らぐ夕方以降も
散策してみませんか?
川越でおすすめの宿泊施設をご紹介します。

川越東武ホテル
2020年にオープンした新しいホテル。ラグジュアリーな佇まいに、贅沢な小江戸の旅が楽しめます。商業ビルの上階にあり、階下には銀行やコンビニエンスストアやカフェ、川越ならではのレストランも揃っています。川越駅からすぐの好立地にあり、川越の観光にはバスかタクシー利用が便利。

川越プリンスホテル
本川越駅直結、便利な立地がうれしいホテルです。季節によってさまざまな宿泊プランが用意されていて、ディープな川越を楽しめる企画も盛りだくさん。館内には食事処やバーもあるので、ゆっくりと川越の旅を満喫できます。観光地の一番街や川越氷川神社まではホテルの前からバスやタクシーの利用もおすすめです。
川越 紫陽花さんぽ
梅雨の時期から初夏にかけて咲く紫陽花。まち歩きをしながら、
紫陽花の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
川越の神社仏閣などには季節ごとに
見事な花が咲き誇りますが、紫陽花もそのひとつ。
雨に濡れた紫陽花は、とても風流なものですね!
お花だけでなく、紫陽花の柄の着物や和菓子、御朱印など、
この時期ならではのアイテムを見つけながら
市内を散策してみては?この時期には花手水にも
紫陽花が使われることもあるようですよ !


川越氷川神社 参道
川越氷川神社の正面の鳥居から伸びる参道に、紫陽花が咲き誇ります。石の灯籠が入る風景にどこか懐かしさを感じます。紫陽花の見頃が終わ理、初夏の風を感じる頃、縁むすび風鈴の行事が始まります。

川越八幡宮
創建千年を間近に迎える歴史深い川越八幡宮。紫陽花の季節、いつもと違った雰囲気に心が和みます。花手水でも有名な神社で情緒あふれる川越の風景をお楽しみください。七月上旬頃まで紫陽花まつりも開催中。

仙波東照宮
江戸幕府と深い関わりのある仙波東照宮。この季節、境内には紫陽花が咲き乱れます。寛永十七年に完成した社殿を見学しながら、厳かな気持ちで散策してみませんか。境内のカフェ「ANDON」もおすすめです。
関東一の祇園 熊谷うちわ祭
川越よりも一足早く、暑い夏に行われる
「熊谷うちわ祭」。天下祭を彷彿とさせる山車に、
心躍る3日間。その歴史を辿ってみました。


うちわ祭は、熊谷市の八坂神社のご祭礼です。八坂神社は、文禄年間(1592~)に京都八坂神社を勧請し、現在鎌倉町にある愛宕神社に合祀されました。熊谷の夏祭りの起源を示す最初の記録は、江戸中期の寛延3年(1750)。この時から町内全体の祭りとなり、現在の形態が作られました。

その頃の祭事係は祭りのすべてを取り仕切る祭番となり、その権限も今に受け継がれています。また天保年間(1830~)には町内各店が祭りの期間中、買物客に赤飯をふるまった事から、「熊谷の赤飯ふるまい」として評判となり、祭りの名物となりました。
そして明治35年頃より、料亭「泉州楼」の主人が東京で「天王祭」の影響を受け、うちわを配付したことが「うちわ祭」の名称の由来であると言われています。その後、各商店でも屋号などを記したうちわを出したため、「熊谷うちわ祭」といわれるようになりました。
時を同じくして絹産業などの発展などにより町はにぎわい、各町競って山車・屋台を購入し、神輿渡御と山車・屋台巡行による現在のうちわ祭の原型はこの時に作られ、今日まで続いています。このように「町民一体として始まった伝統」「江戸からの祭文化の継承」「自らの熱意で祭りをつくり上げてきた熊谷人の心意気」が融合し、今や関東一の祇園として発展しています。
ちなみに、このお祭りはなんと参加自由 ! 町内の山車や屋台を曳いたり、地元の人たちと触れ合うのも貴重な体験になります。

いつものください! column
地元の人が通う名店をご紹介!

甘くて濃厚 !
琉球もちっ娘バナナジュース
大正浪漫夢通りにある真南風は沖縄物産の専門店。店主が沖縄大好き ! 沖縄を訪ねては、地のものを厳選して販売しています。中でも人気はその味の濃さと果実の密度に驚くほどの「琉球もちっ娘バナナ」を使ったジュース。栄養価も高く、リピートしたくなる逸品です。


新しい感覚!!
とのさまチーズケーキのスフテラ
スフレのようなカステラ!? ふわっふわでチーズのコクが効いている看板商品は、なんと隠し味にごま油を使用。老舗和菓子店が洋菓子メインにリニューアル。店主自らが全てのメニューをプロデュースしています。2階のイートインも落ち着いた雰囲気でおすすめです。
