川越の今と昔。
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Vol.2

500年以上前に構築された川越城下。
長い歴史を経て今の小江戸が存在します。
今と昔を比べる『かさね地図』を片手に
町並みめぐりに出かけてみませんか?

監修:高尾善希 撮影:中村香奈子 表紙写真:中里楓 撮影場所:tenori

川越の今と昔。

発行:2020年09月

川越城下

―かさね地図をめぐって―


500年以上前に構築された川越城下。
長い歴史を経て今の小江戸が存在します。
今と昔を比べる『かさね地図』を片手に町並みめぐりに出かけてみませんか?

川越藩のシンボル

川越城本丸御殿

長禄元年(一四五七)、太田道真・道灌親子に築城された平山城。江戸時代には川越藩の藩庁がおかれ、代々の重臣が城主となった。現在は嘉永元年(一八四八)造営の本丸御殿の一部が残るのみだが、特徴のある曲り道、堀の跡など当時の痕跡を見つけることができる。

川越市郭町2–13–1


徳川家のお墨付き

喜多院

星野山無量寿寺喜多院は、川越城南に位置する天台宗の寺院。当初中院と北院(喜多院)が並列していたが、徳川家康の信任を得た天海により喜多院と改められる。

その後、江戸城から客殿や書院などを移築。その多くが重要文化財に指定されている

川越市小仙波町1–20–1


由緒ある貴賓館

料亭山屋

明治から続く老舗料亭。風情ある庭園を眺めながら、旬の素材を生かした料理を堪能できる。幕末以前から明治初年まで、川越藩の財政を支えた豪商・横田次郎吉の住まいであった。当時の貴賓館の名残を感じることができる。

川越市幸町11–2

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定価3,300円(税込)
B4判(364×257㎜)
発行:文星舎
株式会社櫻井印刷所
川越市元町2-4-5
※平日10:00〜16:00(土日祝休)

https://sakuraip.official.ec/


越えていこう、川越
ポスタープロジェクト

「川を越えて、たどり着く」

周囲を川に囲まれ発展してきた川越。数々の苦難も乗り「越え」てきました。「越えていこう、川越」ポスタープロジェクトは、新型コロナウイルス感染症による打撃を乗り越え、活気ある街を取り戻すためのプロモーションです。市内多くの店舗に掲示されています。

主催:公益社団法人 小江戸川越観光協会

編集後記:「今と昔を重ねる」って言葉、なかなかないなぁと感じました。ほとんどは「比較する」だったり「違い」だったり……。単純な言葉ですが、言葉は奥深いと感じました。また次号も、手に取っていただけたら嬉しいです。