繋がれてきた味と、職人の誇り
松本醤油商店
松本勇一さんMatsumoto Yuichi
2025年10月
川越で約250年続く松本醤油は、江戸時代から使われている大きな桶を使い、当時のままの蔵で醤油を作り続けている。醤油蔵は実際に見学可能。醤油の香ばしい香りが充満する古き蔵に入れば、まるで時が止まったかのような静謐な空気を感じることができる。


現当主の松本勇一さんは、代々伝わる醤油の味を守ることだけではなく、様々な企業とコラボレーションした商品を開発。柔軟な商品開発で、長く親しまれてきた地域の味をより広く知ってもらう工夫を続けている。また松本さんは地域最大の行事である川越氷川祭に小さい頃から親しんでおり、「伝統行事を次世代に伝えていくことが大切」と語る。熱く、温かく川越を引っ張っていく注目の若旦那だ。
